大腸内視鏡検査中に突然告知され、身体の力が抜け検査終了後も起き上がる事が出来ず、暫く休ませて貰いました。
その後会計して帰宅したのですが、全く記憶がありません。私は、看護師でありながら、がん=死と考えてしまい絶望感でいっぱいでした。帰宅後も何も手につかず、ただ横になっていたように思います。確定診断までの1週間で仕事の休職を決めて、手術を受ける病院探しをしました。
検査を受けた病院は、グループ内のため知り合いも多く、がんに特化した病院では無かったためです。1日も早く手術を受けたい思いで、がん専門病院で治療を受けようと決心しました。
確定診断を告げる医師も側にいた看護師も神妙な顔で大変な事が起こったという雰囲気が伝わりました。
この時に、これからが始まりだという事。治療に向けて体力を落としてはならない事を話してくれたら、少しは恐怖が和らいだのではないでしょうか…慰めではなく現実に対応していくことを話して欲しかったと思います。
私は、絶望感を感じたまま紹介状を受け取り帰宅しました。そして何をする気力も無いまま数日寝込んでしまいました。
翌週、いよいよがん専門病院に向かい治療に向けてのスタートとなりました。