がんの始まり

看護専門学校での仕事は、学年を担当しながら実習指導、講義、委員会活動などかなりハードなものでした。私は、 卒業年度を受け持つことが多く国家試験担当がライフワークでした。

数年前から、腹満感や腹痛を感じることがありましたが、ストレスからの過敏性腸症候群だと自己診断していました。

その冬は腹痛も増していましたが冬は国家試験対策の正念場でもあり、受診もせず…過ごしてしまいました。その前年、母を胃がんで亡くしており、癌家系であることを気にしながら。

無事に国家試験が終わり卒業式が終わった数日後、朝の排便後のトイレットペーパーに極少量の出血がありました。ついに来たかと驚きと不安は忘れる事が出来ません。その頃熱い物を飲むと嚥下痛があり、食道がん?の不安もありました。

出血から2日後、勤務先のグループ内の病院に受診し検査を予約しました。翌週に職場の検診があり便鮮血反応はマイナスで少し安心しましたが不安な気持ちで検査に向かいました。最初に胃内視鏡検査を受け、嚥下痛は逆流性食道炎と診断されました。がんでは無かったと喜びましたが、翌週の大腸内視鏡検査中に医師から「がんがあります」と突然の告知を受けました。この時から私のがんとの日々が始まりました。

投稿者: kimie

2017年3月に大腸がん発症しました。 手術を受けて半年後に再発、転移〜抗がん剤治療が始まり、 5年が経ちました。発症から現在に至る経過から少しずつ振り返ってみたいと思います。

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